フィリピン:Bloomberry CEOが強気発言。国際展開積極化 ただし、本国の展望は楽観視できず

  • 2015/10/6
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2日、Bloomberry Resorts(Bloomberry)のCEOであるEnrique Razon Jr氏がBLOOMBERGのインタビューに応じた。

Bloomberryの足元の業績は厳しい。1-6月累計の業績は売上高はPHP12,329mn(約309億円)、YoY8%増、当期損益はPHP1,320mnの赤字(36億円の赤字)、前年同期はPHP2,308mnの黒字。
フィリピンの市場拡大ペースが鈍る中、施設供給が増加による競合激化し、コスト増が響く。

この結果、2015年初来、Bloomberryの株価はフィリピンの大型株の中でワーストパフォーマーであった(年初来騰落率は、フィリピン株式市場INDEXが5%低下、Bloombergが61%低下)。

インタビューにおけるEnrique Razon Jr氏の発言のポイントは以下の通り。

1)フィリピンのカジノ市場は成長が続く
2014年のフィリピン市場は$2.5bn、YoY16%増。マッコーリー証券は9月28日のレポートで、フィリピンのカジノ市場の2014-2017年 の年平均成長率を13%と予想。アジア太平洋地域では最高。ちなみに、マカオ市場は2014年から2017年の3年間で11%縮小する予想(2015年に 大幅縮小、2016年、2017年で緩やかに回復)。

2)成長のドライバーは、マス、ローカルマーケット
フィリピン市場の顧客は、フィリピン内国人、東南アジア、台湾、韓国に分散。Bloomberryでは、マス:VIP構成比は、3-5年後にはマスが60%:VIP40%と逆転する見通し。マスは安定した、キャッシュベースのビジネス。

3)海外展開はまずは韓国、アルゼンチン。タイ、ベトナム、日本の法改正を注視
Bloomberryはアジアを含めた国際開発営業を活発化。まずは、韓国の仁川空港周りに5-10年で10億ドルを投じる考え(12月の政府による事業者選定を勝った場合)、アルゼンチンには約5億ドルを投資する考え(現在、政府のゲーミング許可を申請中)。
そして、タイのカジノ合法化、ベトナムの内国人のカジノ解禁、日本のIR推進法を注視する。

カジノIRジャパンではフィリピンのIR事業者の利益展望を慎重に見守る必要があると考えている。市場が年平均成長率10%強で拡大しても、施設間競合、コスト増は一段と激しくなるため。

マニラのIR増強は続く。現在、Travellers International Hotel GroupのResorts World Manira、エンタテインメントシティではBloomberryのSolaire Resort and Casino、そして2014年12月開業のMelco Crown PhilippinesのCity of Dreams Manilaが運営中。
今後は、既存設備の拡張に加え、エンタテインメントシティにおいて、ユニバーサルエンタテインメント(現地Tiger Resorts Leisure and Entertainment)のManila Bay Resorts(投資額US$2bn=2,400億円、2016年12月完成予定)、Travellers International Hotel GroupのBayshore City Resorts World Project(投資額US$1.1bn=1,300億円、2018年4Q完成予定)がある。

なお、Enrique Razon Jr氏は10月10-11日の日本経済新聞主催の「第17回 日経フォーラム 世界経営者会議」に登壇予定。日本経済新聞には「港湾王 内外でカジノに照準 日本のカジノ解禁も視野に入れ、拡大路線を続けている」と紹介された。

カジノIRジャパン

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