ベトナム:カジノ市場規模は約74億円 外国人専用ではIRの投資回収は困難、経済効果も限定的に

  • 2015/10/4
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9月30日、ベトナムのInstitute of Regional Sustainable Development(Vietnam Academy of Social Sciencesの傘下)は、ハノイのコンファレンスにて、カジノおよび射幸産業市場を公開。

ベトナムでは現在、外国人専用カジノを含む統合リゾート(IR)施設が8ヵ所ある。2014年の8施設合計の売上高(GGR)は1.37兆ベトナムドン(US$61.56mn≒74億円)であった。
カジノ売上課税率は約40%ほど。

ベトナムでは、内国人のカジノ利用は認められておらず、その需要はカンボジア、シンガポール、マカオに流出している。ベトナムからカンボジア(国境沿いのバベット)へのカジノ目的の訪問者数は、一日当たり平均200人、週末には800人ほど。
ちなみに、カンボジアは、カジノ施設数が64施設、カジノ市場(GGR)がUS$2bn(約2,400億円)、と相対的に大きい。

ベトナム政府は、2014年9月に自国民(21歳以上、適正な経済力を備える成人)の入場に関する規定を含めた新カジノ法案の草案を公開したが、現在まで法案の議論に大きな進展はない。

調査機関によれば、内国人の入場が可能となった場合のベトナムのカジノ市場のポテンシャルは30億ドル(約3,600億円)、GDPの押し上げ効果は0.58%と予想する。

ベトナム政府は外国資本の新規のIRプロジェクトに最低投資額US$4bn(約4,800億円)を求めている。2014年の数値を見る限り、外国人専用カジノを前提とすれば、投資回収は容易ではないだろう。

なお、ベトナムの射幸産業の構成は、上記の外国人専用カジノ8施設に加え、ロッテリー事業者が64社、スポーツベッティングが2社ある。また、外国人専用のスロットパーラーも存在する。
ロッテリー事業者の合計の売上高は$3bn(約3,600億円)であり、課税率は約30%。

違法の数値ゲーム(ロッテリー類似)が横行しており、約200の事業者が運営しているが、その市場規模に関する正確な統計はない。

カジノIRジャパン

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