維新の党IR議連事務局長・石関貴史衆議院議員第2回「ギャンブル依存症対策と進捗について」

IR推進法案の議論は超党派のIR議連のみならず、与野党の主要政党各党で長年の検討が続けられてきた。維新の党では最高顧問の橋下徹大阪市長が誘致に向けて熱心に推進してきたことが広く報道されてきた一方で、前身の日本維新の会創設当初より有志議連を発足させて議論を積み重ねてきたことにはスポットが当てられてきたとは言い難い。今回はIR議連副幹事長で「維新の党IR議連」事務局長を務める石関貴史衆議院議員より、維新の党としての取り組みや現在の論点など広いテーマで話を伺った。

ギャンブル依存症問題への取り組み、IR推進法案の進捗について

――特に反対運動をされている方の認識と、実際のラスベガスのメリットのギャップは大きいですよね。

石関 私の地元でいうと公営競技のオートレースやモーターボートがあって、それぞれの施設もいろいろと努力はされていますが、現状では奥さんや恋人と一緒に行くという状態ではないんですね。ですからそれらとIRを同じように捉えられても困ります。地元それぞれの事業として行われているものなので、オートレースやモーターボートが悪いと言っているわけではありません。そこはメディアや政治からメッセージを発するということも必要だと思いますね。

――マスコミの報道ではギャンブル依存症の問題を取り上げることも多いようです。

石関 これについては維新の党の議連でも勉強会を開き、ギャンブル依存症問題を考える会の代表の田中紀子さんに講演していただきました。彼女自身がご家族も含めてギャンブルで大変なご苦労をされ、今までギャンブル依存の解決に向けてさまざまなご活動をされてきた方ですので非常に説得力のあるお話でした。特に、IRが導入されたからといってギャンブル依存症が増えるとは限らないということ、依存症になった方をどのように救っていくかというケアの課題、あるいは依存症予防教育の充実を図るべきだというお話で、経験者の方なので説得力がありました。それを受けて維新の党IR議連としてギャンブル依存症対策に取り組もうということになり、初鹿明博代議士が中心となって案を作ってくれています。特に予防をどうするか、これは小学校の段階からギャンブルだけでなくスマートフォンなども含めて、依存症の予防教室を教育の中に取り入れていくということですね。初鹿さんは4月22日の衆議院文部科学委員会にてこの問題を取り上げ、下村博文文部科学大臣から検討したいとの文言を引き出しています。

――スマートフォンなども依存症として問題になっているようですね。

石関 ギャンブル依存症も確かに問題ですが、いろいろなデジタルメディアでも依存症の問題が指摘されており、IRの議論をきっかけとしてスポットが当てられつつあります。スマートフォンは一度買ってしまえば、子どもでもギャンブルやわいせつなものも含めていろいろなサイトが見られるようになってしまっています。新しいデジタルメディアからどうやって身を守るかという教育もしていく必要があります。維新の党IR議連としてギャンブル依存症問題にスポットを当て、そういった他の依存症問題についても取り組むきっかけとしていければ良いと思っています。

――維新の党IR議連としてギャンブル依存症、さらにはそのほかの依存症問題にしっかり取り組んでいるということですね。

石関 これは田中さんの勉強会もひとつのきっかけですが、初鹿さんご自身も以前よりこの問題を取り組んできています。現在、パチンコの広告には必ずのめり込みの注意喚起の文言が入るようになりましたが、これも彼が中心となって運動してきた結果です。ギャンブル依存症問題に大きな問題意識を持って対応してきた彼も、IRの導入については依存と直接の関係はないという考えで、議連の活動を通じて予防や治療などを念頭に一緒に取り組んでいます。田中さんからお聞きした話ですが、海外ではインタベンショニストといって依存症を抱えた方を医療につなげる役割の方がいます。そういったシステムの枠組みや社会復帰のプログラムを作ろうといった案を、初鹿さんを中心として考えているということです。経済的メリットの部分と同時に、こういった依存症対策を教育の一環として取り組むということを維新の党IR議連としてやっていきたいと思っております。

――そういったとりまとめの部分を先生が中心となってやってらっしゃるということでしょうか。

石関 維新の党IR議連の事務局長ですから。初鹿さんのような専門の方や、会長の小沢先生、議連参加メンバーとご相談をしながら党として取り組んでいきます。議連としての考え方をできるだけ早く打ち出したいと思っています。

――先生は今年4月28日のIR推進法案提出に立ち会い、昨年6月の衆議院内閣委員会の国会審議にも立たれましたね。

石関 2013年12月の法案提出の際に提出者として名を連ねたため、昨年6月のIR議連の立場で答弁させていただきました。内閣委員会の理事を務められていた日本維新の会の松田学議員の質問に対して、私からは主にカジノ・IRの類型、IRの実現に伴う経済的なメリット、クールジャパンとIRの兼ね合いなどの説明をさせていただきました。維新の党からは議連会長の小沢先生と私、また当時は結いの党でしたが柿沢未途先生も答弁に立たれました。柿沢先生は維新と結いの合併により、現在は維新の党の政調会長に就任されています

――IR推進法の進捗ついてはどうご覧になっていますか。

石関 特に小沢先生も私もIRについては関心が高く推進してまいりましたので、どの分野でも同じような理解をしていますから、たとえば審議の過程でもどこを聞かれても答えられるようにしてあります。新しい分野としては初鹿さんに頑張っていただいて、特に批判的な部分としてはギャンブル依存症やマネーロンダリングなどの犯罪といった部分について、私個人というより事務局長としてそういったご心配を減らしていくということに力を入れたいと思います。直感的にカジノができれば問題が起こるのではないかという漠然とした話ではなくて、正確な分析を行って数字など交えて提示をすることが安心につながると考えています。去年は入口だけの審議しかできませんでしたから、国会の場で答弁のかたちで提示しながら議論を深めるということが大事だと思います。一部に懸念があるという理由で入口から議論を行わないということは、国会の役割としていかがなものかと思います。(第3回へ続く)

(構成:佐藤亮平、小池隆由 企画・撮影:佐藤亮平)

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